クズなんてありません♪
最近のわたしの日常。
朝、起きて
父へ畑仕事の内容確認。
母が仕事に行ったら
洗濯を干して、朝の食器の洗い物。
家事が終わったら
畑へ行って
自分のできることを
せっせこ手伝う。
日中は炎天下
さすがに暑くて仕事にならないので
父は畑へ行くけど
私は
また 掃除や家事をして
日差しが柔らかくなった頃に
休憩のお茶とおやつを差し入れながら
また 畑へ。
これが わたしの日常です。
岡山に帰って約1ヶ月半。
父と 自然と過ごすことが多くなり
畑に行くことも増え
ここまで続けてきた
無農薬農業・自然農法の世界を深く知ると
今まで以上に
たくさんのコトに気づかされる日々です。
母も 仕事から帰ると
必ず畑へ来ます。
たくさん仕事して疲れてるのに
どこから、そんなパワーが
溢れてくるんだろう。
沖縄から 岡山へ帰ってすぐの頃
『毎日 畑ばっかりして何しょんだろ・・・私。』
そうつぶやいた私に
父は
『畑仕事は 心が浄化される。
わかは今 浄化されようるんじゃがな。』
そう言ってくれました。
毎日 畑を耕して
種を蒔いて
苗を植えて
季節や気候に合わせて
お米や野菜を作る。
化学肥料・除草剤も一切使わず
世間一般では有機農業と言って
肥料を有機のものに変えたり
牛糞・鶏糞を使って堆肥・肥料に使う所がたくさんあるけど
父は
自然の落ち葉や刈った草を集めて
堆肥を作って
微生物たちの力を使い
土作りから始めたんだそうです。
無農薬農業・自然農法を初めて
40年。
それだけの歴史が
形になって 今の畑になりました。
先日
いつものように畑仕事を手伝っていると
急にボソッと
『みんな、クズでええけんちょうだい。とか
うちはクズで十分じゃけん。とか言うんじゃ。
クズ・クズ言うてな…。』
＊クズ→傷がついていたり、小さかったり、形が悪くて売り物にならない野菜のこと。
基本的に 売りのものにならない野菜達は
家族で食べます。
時には
いつもお世話になっている方々に
お裾分けすることもありますが…
その 売りものにならない野菜を
『クズ野菜はもらえるもの』
ということに
当たり前というか
ラッキー♪というか
そんな風に思っている人は
いるんだろうなと私は感じました。
だって
形が悪くても
傷がついてても
味は一緒。
無農薬野菜であることは一緒。
料理しちゃえば一緒。
そりゃ もらえるなら
ラッキー♪ですよね。
私でも
父の日々の姿を
間近で見てなかったら
きっと 同じことを感じたと想います。
でも…
クズ野菜なんて
もう そんなこと
絶対 口が裂けても言えない。
毎朝5時には起きて
ひとり畑へ行き
収穫・包装・配達・出荷を7時までに終わらせ
朝ご飯を食べたら
次の畑仕事。
日中は炎天下の中 命がけです。
私と違い
ガリガリ君なので…w
ぶっ倒れないか 本当に心配になります。
昨年は
父を訪ねて
他県からも数人の若者たちが
無農薬農業・自然農法を学びに来ました。
そんな 農業仲間のみなさんは
今年 自分でも無農薬農業をそれぞれの場所で
STARTしましたが
今でも
わざわざ連絡をして
野菜を買いに来てくれます。
無農薬野菜の価値だけじゃなく
野菜が収穫できるまでの
過程・手間を
1年間を通して
たくさん感じてくれたからと想います。
今日は
石田家みんながだいすきな
美作市の
天然酵母パン・ききつちさん
ノムラご夫婦も
わざわざ農園の見学に足を運んで下さりました
また
私の沖縄のお友達も
こんな私の配信を いつも見ていてくれて
『石田家の野菜を買いたい!食べたい!!』と
沖縄・与那国島から注文してくれました。
本当に本当に感謝です。
ありがとうございます♥️
『クズをあげても、1円にもならん。』
珍しく愚痴を言った父を見て
どこか 私はホッとしました。
だって…
バカすぎるくらい真面目で
正直で
お人好しすぎるから。
そして また
母も 同じです。
こんな両親を見ていると
私は 周りの人に
ちゃんと伝えたいって想いました。
私の想いが 正しいのか
間違ったことを言ってるのか
わかりませんが。
ただ
素直な気持ちです。
我が家の お米や野菜は
『クズなんてありません♪』
どんな形でも
どんな傷がついてても
売り物にならなくても
両親が
長い年月と
『健康』への想いと
愛情をたくさん注いできた
『安全・安心』の
無農薬野菜たちです。
まずは
3本 100円のキュウリからでも
どうぞ お買い求めください♪
必要としてくれる
たくさんの方々の食卓に
お米・野菜たちと
想いも届きます様に。
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